2.オクラ栽培のコツ   2012/5/3

 

夏野菜の中でも栄養価が高く、是非家庭菜園に加えていただきたいのが、オクラ。アフリカ北東部原産アオイ科の野菜です。

ねばり成分のペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維は、コレステロールを減らす効果があり、 ビタミンAB1B2C、ミネラル、カルシウム、カリウムも豊富で、夏バテ防止や胃腸の調子を整えます。

 しかし 意外と作りにくいからと 敬遠される方も多いようです。 理由を聞いてみると、そのほとんどが樹が大きすぎて邪魔になるというもの・・・。

 

 

 

みなさん、なぜオクラの苗は1鉢に3本くらいの

写真のような形状で 販売しているか知っていますか?

 

 

 草勢を抑えるためです。

 

 

植え付けのコツ!

  苗の購入 → 一本ずつほぐす → 大きくなるから株間5060cmで定植

         こんな手順で植え付けていませんか?

             これは絶対×です

 

  苗の購入 → 鉢土を崩さないようにポットから抜く → 株間 2030cmで定植

            こちらが正解○

 

 

オクラは樹が大きくなりすぎる・・・   そうです、株間を十分にとって植え付けると本当 大きくなって場所とりますよね。

 だから 密植することで草勢を抑えて栽培します。1本当たり10cmも株間があれば十分です。

 3本立ちの鉢を そのまま 2030cmの間隔で 植え付けましょう。

 そして食味。草勢が強くなるとどうしても果実が硬く、筋っぽくなってしまいます。密植栽培の方が、柔らかくおいしいオクラが収穫できます。

 

 ただしちょっとポイント。

 密植し葉が混み合ってくると、風通し・日当たりが悪くなり、病気が出やすくなってしまいます。側枝や、収穫が終わった節より下の葉は、コマメにかき取りましょう。

 

 

 

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